絵本『かっぱたろうとさかなぶえ』
絵本『かっぱたろうとさかなぶえ』
ISBN:9784797444391
作・絵:かつらこ
出版社:新風舎
発行日:2004年
河童の池の村にある「さかなぶえ屋」の孫のかっぱたろうが、さかなぶえの作り方を学びに別の池に行く話。
はじめてのお出かけで、怪我をしてしまったかっぱたろう。それを人間の男の子が助けようとしてくれる。「人間は危険だから近づくな」と教えられていたので逃げ出してしまうが…
この話、「人間の男の子から逃げた」後は、人間の男の子との絡みは全くありません。どうしてこの出会いが描かれたのかが、謎のままです(笑)
河童側も、人間を警戒しているんだね。
水彩絵の具で描かれた絵が、とってもステキでした。右のページは文を読むページなんだけど、そこにも色々な挿絵が書かれていて、不思議なつくりの絵本でした。
絵本『カッパがついてる』村上康成
絵本『ネムランどおりのおばけたち』
絵本『ネムランどおりのおばけたち』
著者: 岡本一郎
絵: いとうみき
監修: 銀林浩
出版社:チャイルド本社
ISBN:9784805425039
カッパがちょっとだけ登場します。
さて、どこに登場しているか、見つけれますか?
本当にちょっとだけの登場なので、カッパ紹介というのも変なのですが、まぁ、「雑多に描かれる妖怪の中には、必ずと言ってもいい程にカッパが登場する」という良い例かと思います。
カッパって、そのくらい一般に浸透した妖怪なんですね〜。
ネムランどおりのおばけたち (スーパーワイドゲーム絵本2―おはなし・かずあそび)
- 作者: 岡本一郎,銀林浩,いとうみき
- 出版社/メーカー: チャイルド本社
- 発売日: 2010/07
- メディア: 大型本
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絵本『1分で読めるアジアのこわい話』の「雨の夜のカッパ」
絵本『1分で読めるアジアのこわい話(アジアの笑い話・こわい話 4)』の「雨の夜のカッパ」
ISBN:978-4055005357
出版社:学研プラス
発売日:2008/2/1
『1分で読めるアジアのこわい話』という物語集の1作目に出てくる「雨の夜のかっぱ」というお話。
語り口調が、なんとなく「池波正太郎っぽいな」と思いました。
内容は、まぁ、「かっぱに出会った」というだけの話です。
アニメ『ゲゲゲの鬼太郎(第6シリーズ)』カッパ太郎丸
アニメ『ゲゲゲの鬼太郎(第6シリーズ)』カッパ太郎丸
やっぱりというべきか、当然というべきか。今やっている『ゲゲゲの鬼太郎(第6シリーズ)』にも、カッパが登場しました。
メインとなるのは、カッパの太郎丸と次郎丸。
人手不足のIT会社が、人件費を安くして働き手を雇いたい、ということから、ねずみ男の紹介でカッパを雇います。
しかも、給料はキュウリ現物払いで、なんと1日24本!(時給1.5本?)。キュウリ1本50円なら、日当1200円相当。安すぎる!!
でも、カッパ達は「キュウリを食べれる」と大はしゃぎ!この時、カッパの次郎丸は「キュウリは嗜好品なんだから、毎日食べなくても良い」と言ってました。へぇ〜、そういうもんなのか。
また、カッパは頭の皿が乾いてくると頭が痛くなるらしいのですが、その時は保湿クリームを塗って凌いでいました。水じゃなくてもいいんだ!(笑)
でも、暫く働いているうちに、自分達が不当な対価で仕事をさせられている(搾取されている)事に気がつきます。
そこから、カッパ達の逆襲が始まります。
手段は…尻子玉を抜く!!
鬼太郎も、ねずみ男も、ヌリカベも、みんな尻子玉を抜かれて腑抜けになってしまいます。
この作品中では、尻子玉は『光る玉状の何か』になっていました。ヤル気だとか、タマシイ的なモノ、みたいでした。
カッパについて色々と知れる興味深い回でした。
紙芝居『かっぱのすもう』(渋谷勲、梅田俊作)
紙芝居『かっぱのすもう』(渋谷勲、梅田俊作)
ISBN:9784494077700
脚本:渋谷 勲、絵:梅田 俊作、監修:松谷みよ子
出版社:童心社
発行日:1984年09月
かっぱの登場する、オーソドックスなストーリーの紙芝居。
ですが、要所要所でのじいさまの対応が素晴らしく、なかなか面白い。
カッパが、草抜きをしながら、ペチョン、ペチョンとじいさまのオシリを撫でてきます。
キ、キモチワルイ〜ヽ(´Д`ヽ ミ ノ´Д`)ノ
これ、じいさまのオシリ好きの変態というわけではなく、 尻子玉を抜いてやろうと狙っている
ためなんですって。どちらにしろ、触ってほしくないけどね〜。
この後、機転をきかせて対処するじいさま。 (そんな道具がよく手元にあったね)
その後、カッパと相撲を取る事になったじいさま。ハッケヨーイのポーズで、カッパを罠にハメます。流石はじいさま!!
ありきたりなストーリーでも、演出一つで面白くなる良い例だと思います。
絵本『カッパじぞう (ぼくとわたしのほとけさま)』
絵本『カッパじぞう (ぼくとわたしのほとけさま)』
発売日:2014年03月
著者/編集:いのうえほたる, きたやましん
出版社:弘文堂
発行形態:絵本
ISBN:9784335800610
人間好きのカッパが、人間を助けるために頑張ったけど、勘違いされて、逆にお仕置きされる。
その悔しい気持ちをお坊さんに話したら、「間違っておらん」といって、カッパの行いを肯定してくれる。
嬉しくなったカッパは、善行を続けていると、あるとき、村が洪水の危機に見舞われる。命がけで水門を開けようと頑張ったカッパだが、それ以降、カッパを見かける事が無くなってしまった。
カッパの行いに感動した村人が、村にカッパじぞうを作り、毎日手を合わせた、というお話。
カッパ、いいヤツだなぁ〜。